フェアトレードに関する研究・実践活動はこちら
フェアトレードに関する研究
- 2025/04/10 朝日新聞SDGs Action「コーヒー2050年問題とは?」解説記事を寄稿しました
- 2025/04/08 新刊『コーヒー2050年問題』が東京書籍より発売されます
- 2025/04/08 なごや地球ひろば「コーヒーから世界の今を考えよう -気候変動時代のフェアトレード」開催します!
- 2025/03/31 読売新聞「気になるサーチ」でカスカラ特集が組まれました
- 2025/03/01 読売新聞にてコーヒー2050年問題特集が組まれました
フェアトレード研究業績
- 2024/02/02 知事褒賞を受賞しました!
- 2023/11/03 SBSラジオ「IPPO」にて、コーヒー2050年問題(気候変動とコーヒー)についてニュース解説しました。
- 2023/10/02 論文(シンポジウム報告)「コーヒー2050 年問題とフェアトレードの現在―おいしいコーヒーを飲み続けるために私たちに何ができるか―」
- 2023/10/02 論文(シンポジウム報告)「気候変動とコーヒー生産者の応答 ―今,生産現場で何が起きているのか―」
- 2022/07/13 【イベント告知】コーヒーを売ってフィールドワークへ行こう!
フェアトレード大学
- 2022/07/13 【イベント告知】コーヒーを売ってフィールドワークへ行こう!
カスから生まれるプロジェクト
- 2025/04/10 朝日新聞SDGs Action「コーヒー2050年問題とは?」解説記事を寄稿しました
- 2025/04/08 新刊『コーヒー2050年問題』が東京書籍より発売されます
- 2025/04/08 なごや地球ひろば「コーヒーから世界の今を考えよう -気候変動時代のフェアトレード」開催します!
- 2025/03/31 読売新聞「気になるサーチ」でカスカラ特集が組まれました
- 2025/03/01 読売新聞にてコーヒー2050年問題特集が組まれました

コーヒーチェリーの果肉・果皮(これをスペイン語でカスカラと呼びます)に関する食文化を研究しつつ(*1)、カスカラのお茶を作る実践活動(*2)を行っています。
カスカラティーとは①:コーヒーと環境問題
私たちが口にするコーヒーは、熱帯果樹であるコーヒーチェリーの種子(豆)に相当します。種子の周りには果皮や果肉(=カスカラ)が付いているのですが、豆を取り出す過程で廃棄されてきました。現在、世界的にコーヒーの消費量は増え続けています。つまり、私たちがコーヒーを飲めば飲むほど、生産現場ではゴミが増える、という構造にあります。

このような中、カスカラを新しい食品として活用しようという運動がコーヒーの生産地で広がりつつあります。コスタリカでは、フェアトレードコーヒーの生産者たちが運動を牽引してきました(詳細はこちら)。そこで、私たちは、学生と教員でチームを編成し、コスタリカからカスカラを輸入し日本向けにアレンジをした「カスカラティー」を作りました。製造・販売・パッケージデザインにいたるまで、すべて学生たちが携わりました(カスからプロジェクトの活動・販売情報などはこちら)。
カスカラティーとは②:「コーヒー誕生以前」のコーヒー

コーヒーはが現在の豆を焙煎した飲料になったのは16世紀のことです。それ以前に商品価値があったのは、コーヒーの実の部分で、主にお茶として飲まれていました。コーヒーチェリーティーは、コーヒー豆が経済的価値を帯びるに連れて、国際貿易の中で姿を消していきますが、イエメンではキシル(Qihsr)、ボリビアではスルタナ(Sultana)と呼ばれ、コーヒー農園で働く労働者の間で飲まれてきました(詳しくはこちら)。現在、カスカラティーは日本でも少しずつ販売が始まっていますが、基本的には乾燥させたカスカラを「茶葉」として使用しています。一方、「コーヒー誕生以前」のコーヒーチェリーティーは、土鍋などで焙煎して作られていました。私たちは、かつての製法に近い形でカスカラティーを再現しました。
【カスカラに関する詳細情報】
まもなく、カスカラ関係の論文・書籍・翻訳本がまとめて発行されます(オープンアクセス化され次第HPでアップします)。
●コーヒーチェリーの食文化に関する情報はこちら
(2022年3月に閲覧可能になります)
●カスカラの生産工程(ボリビア)に関する情報はこちら
●コスタリカのコーヒー生産者による実践はこちら
●カスカラを使ったレシピ集(ボリビア編)はこちら
(まもなく閲覧可能になります)
●カスカラプロジェクトについてはこちら
●カスカラティーの市場調査に関する情報はこちら
(2022年3月に閲覧可能になります)