fairtradecoffee_chirashi_0713_compressed
私の研究室(国際協力ゼミ)には、多国籍で海外志向の学生たちが集まっています。しかし、COVID-19の流行を受け、学生たちは過去2年間、海外に出ることができませんでした。今年になって渡航が解禁されはじめましたが、今度は円安の影響で渡航費が大幅に上昇し、渡航自体を断念せざるを得ない学生も出ています。
このような状況を、単に「運が悪かった」の一言で片づけていいはずがないと思い、声を上げることにしました。国際協力の現場である開発途上国は、コーヒーの生産地でもあります。そこで、学生が研究する国のコーヒーを自ら焙煎・販売し、渡航費を捻出する販売会を企画しました。
浜松市限定のイベントですが足をお運びいただけると幸いです。
【販売会】
・7月17日(日)9:00~12:00に「アクトふれあいデイ」@アクト通り(雨天中止)
・7月19日(火)12:00~13:00 静岡文化芸術大学・大学生協
販売するコーヒーは7種類(7カ国)、いずれも私のゼミで研究しているまたは出身者がいる国です。価格は一袋(40グラム=コーヒー4杯分)350円で、売上金は全額学生たちの渡航費に充てられます。
【コーヒーの紹介】
①ルワンダ(フェアトレードコーヒー)
②フィリピン(フェアトレードコーヒー)
③インドネシア(フェアトレードコーヒー)
④パプアニューギニア(フェアトレードコーヒー)
⑤コロンビア(フェアトレードコーヒー/デカフェ)
⑥ラオス(フェアトレードコーヒー)
⑦コスタリカ(Qグレード(最高級ランクのスペシャリティーコーヒー))
【デザインの紹介】
7種類のパッケージデザインは、デザイン学科の学生が担当しました。各国を代表する動物が、その国の民族衣装を着ているデザインです。デザインをした学生も、今夏フランス留学を控えており、売上は彼女の渡航費にも充てられます。
実際の売上金は、一人当たり1万円程度(空港までの往復交通費程度)にしかなりません。しかし、現在の学生たちが、割に合わない状況に置かれていることを社会に発信する必要があると思い、行動を起こすことにした次第です。お近くの方はぜひお立ち寄りいただけると幸いです。